九星占いとは、九星術、方位術をもとにして出来た「気学」から普及したものです。九星には、生まれた年で決まる、一白水星、二黒土星などと呼ばれる本命星が9つあります。これは何年生まれかによって決まりますが、1年のうち、節分より前に誕生日がある人は、前年の本命星になります。例えば、1985年(昭和60年)に生まれた人は、六白金星になりますが、1985年1月生まれの場合、1984年生まれの本命星となるため、七赤金星になります。
この本命星で、大きく9つの運勢が決まりますが、同じ年の人は、みんな同じような運勢というのでは、あまり信用できないと思われる人も多いでしょう。そこで、もう少し細かく運勢を知るために、月命星でさらに9つに分けます。月命星も本命星と同じで、一白水星から九紫火星にまで分けられます。そして、本命星と月命星の運勢を合わせることによって、本命星だけでの判断より細かく運勢を知ることができます。
九星占いが雑誌などで紹介されている場合は、本命星のみの運勢が書かれていることが大半です。その場合でも自分の月命星を知っていれば、本命星と月命星の両方の占いを見ることで、自分に合った運勢を知ることができます。例えば、本命星が五黄土星で、月命星が三碧木星なら、五黄土星と三碧木星の2つの運勢を読み、それを合わせた運勢で判断します。人によっては、本命星よりも月命星の運勢や性質が強く出ている場合もありますので、自分の思っている性質と、占いに書かれている九星の性質が、月命星のほうが近いと思ったら、月命星のほうの運勢を中心にして判断してみてください。
月命星は、占いの本などで調べることができますので、一度調べておくと、本命星の運勢しか書かれていない時でも、2つの運勢から判断できるので便利でしょう。
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